語学科紹介・レベル目安

トルコ語

慶應外語の魅力・特色

日本国内でトルコ語を学ぶことができる場所はあまり多くありません。公開講座慶應外語の前身である慶應義塾外国語学校でもかつて設置されていましたが、その後長らく開講されていませんでした。

しかし、トルコ語を再開設してほしいという要望が外国語教育研究センターに寄せられたということもあり、2026年度秋学期から「入門」と「初級」を設置することにしました。また中長期的には、受講生の継続率やニーズを注視しつつ、「中級」や「上級」の設置も視野に入れていきたいとも考えています。

語学科紹介

本語学科では、主にトルコ共和国で話されている、イスタンブル方言を基準としたトルコ語を学びます。トルコ語はキプロスやヨーロッパ各地の移民社会でも広く用いられており、話者数は世界でおよそ八千万人以上と推定されています。さらにアゼルバイジャン語、ウズベク語、カザフ語など、同系統のテュルク諸語は、ユーラシア大陸に広く分布しています。

トルコ語の大きな特徴の一つは、「母音調和」と呼ばれる仕組みです。単語の中で母音の種類がそろう傾向があり、語尾の形が前の母音に応じて変化します。たとえば複数形の語尾は、ある単語では -lar、別の単語では -ler となります。この規則は最初は難しそうに見えますが、慣れると発音しやすく、規則性の高い言語であることがわかります。

一方でトルコ語は日本語と同じ「膠着語」に分類されています。語順も日本語と似ており、基本的には「主語―目的語―動詞」の順番であるため、例えば「私が本を読む」に対応する文は「私―本を―読む」という並びになり、日本語話者にとっては英語などよりも親しみやすい側面があります。さらに現代のトルコ語はラテン文字(いわゆる「アルファベット」)を用いて表記され、発音との対応が比較的明確である点も学習のしやすさに繋がっています。

近年では、トルコの映画、ドラマ、音楽、料理などへの関心の高まりとともに、トルコ語を学ぶ人も増えています。日本語と共通する構造を持ちながらも、ヨーロッパとアジアの文化が交差する独特の世界を感じられる点が、トルコ語の大きな魅力と言えるでしょう。

レベル目安

入 門

各種資格レベル
特にありません。
対象レベル
  • トルコ語を初めて学ぶ方、基礎から学習したい方。
達成目標
  • アルファベットと発音からはじめて、母音調和のきまりを習得し、日常的なあいさつを言ったり、かんたんな文章を読んだりすることができることを目標としています。

初 級

各種資格レベル
特にありません。
対象レベル
  • 文字や発音、「彼は学生です」といった簡単な文章を理解できるなど、トルコ語の入門の内容を終えている方。
達成目標
  • 初級文法を学び、人称の付属語を適切に用いながら、具体的な場面での簡単なやりとりができるようになることを目標としています。