慶應外語のドイツ語講座は、ドイツ語は初めてという方、学び直したい方から、知見を深めたい上級者の方に至るまで、幅広いレベルに対応しています。
入門・初級:基礎からしっかり学びたい方には「文法」クラスが、会話を入口にしたい方には「総合」クラスと初級の「会話」クラスが適しています。
中級:「作文・語彙・文法」クラスと「読解・語彙・文法」クラスで、初級の次のステップへと進んでいただけます。
上級:今日的なテーマにドイツ語でアクセスすることをめざす方には「現代ドイツ事情」クラスが、ドイツ語という言葉の文化的・歴史的背景に興味のある方には「文学精読」クラスがお勧めです。「会話」クラスも開講されます。
ドイツ語はゲルマン語派のなかでも西ゲルマン語というグループに属し、系統的には英語・オランダ語・フリジア語などと近い関係にありますが、歴史的にはフランス語やイタリア語など隣接する諸言語の影響を多分に受けながら発達してきました。ヨーロッパでこれを母語とする人の数はロシア語についで多く、使用地域もドイツ、スイス、オーストリアから東欧へ広く分布しています。
ベルリンの壁の崩壊に象徴される冷戦構造の終結は世界の価値観を大きく変えましたが、人やモノの流れがますますボーダレス化する今日、とりわけ EU 内の政治・経済においてドイツが果たす役割には多くの注目が集まっています。また、地球環境保護政策とその実践、さらには中東地域やアフリカからヨーロッパに逃れてくる難民の人々に対する支援政策など、ドイツは現代世界が直面している多くの課題に最前線で取り組む国のひとつでもあります。他方、学問や芸術に目を向けてみると、ドイツは哲学・音楽・文学などの分野で先人たちの残した遺産がきわめて多彩、かつ豊富です。すぐれた哲学者を何人も輩出し、創造された音楽はほぼ無尽蔵といっても過言ではありません。文学もゲーテやシラーをはじめ、トーマス・マンやヘルマン・ヘッセ、さらには現代作家からも、注目すべき作品が次々と生まれています。
こうした状況のなかで、ドイツ語学習の必要性もこれまで以上に高まっています。「ドイツ語科」では、会話力はもとより、読む能力や書く能力の育成にも重点を置いた総合的な外国語運用能力の深化・発展をめざしています。これまでの学習歴、あるいはその時点の学習状況を踏まえ、担当講師がきめ細かい相談に応じます。
各級ともに複数クラスを合わせて受講していただいたほうが学習効果は高まりますが、もちろん週1回からご自分のペースに合わせて受講することが可能です。複数学期にわたって継続して受講を希望される方は、次の学期にどの講座を受講したらよいか、担当講師と相談しつつ決めていくことができます。